構造改革という名の「合成の誤謬」(マイリスト・私の仕事「社会問題」にアップ)
だいぶ時が経ったが、『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネスレビュー』2003年9月号に掲載した拙稿「構造改革という名の『合成の誤謬』」がWEB上にアップされているのがわかったので、そのURLをマイリスト「私の仕事」(社会問題)に加えた。
この小論は一つのテーマ(構造改革の虚実)について3冊の書物を取り上げ、書評風にまとめたものである。取り上げた書物は次のとおり。
小林慶一郎・加藤創太『日本経済の罠』日本経済新聞社、2001年
小野善康『誤解だらけの構造改革』日本経済新聞社、2001年
内橋克人『不安社会を生きる』文藝春秋、2000年
不良債権処理と景気回復の因果関係について、正反対の議論をした小林・加藤両氏の見解(新古典派経済学の系譜に属する構造改革論)と、小野氏の見解(ケインズ経済学の系譜に属する需要重視の経済学)を比較検討したものである。
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