年越しの風景
皆様、新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
皆様はどのような年越しだったでしょうか?
すぎもとまさと「吾亦紅」によせて
私は大晦日は近くのマンションに住む姉のところで22時ごろまで一緒に紅白を見た。その中では、すぎもとまさとの「吾亦紅」(われもこう)の歌詞とそれを情感を込めて歌ったすぎもとさんの場面に惹かれた。バイオリンとのハーモニーのよさも熱唱を盛り上げたように思った。ただ、後で歌詞を活字で読み返すと、後半の母を慕う平板なセリフに興ざめを感じた。「マッチをすればおろしが吹く 線香がやけにつきにくい」というてらいのない、しかし意表をつく歌詞が後半までつながっていたら、と一人思いをした次第である。
ゼミ生の卒論と向き合う日々
さて、この時期は例年のことながらゼミナールの4年生の卒業論文の追い込みの期間である。今年も夏から一人ずつ、中間発表を2巡したが、年末年始は2稿目、3稿目が進行中である。今年のテーマは、
*ストック・オプション会計
*株式会社における剰余金の配当規制
*環境負債の認識と測定
*包括的長期為替予約の会計処理
*国立大学法人会計
と多岐にわたる。
正月休みの今はゼミ生からE・メールで原稿を受け取り、それに変更履歴付きでコメント・添削を返送する毎日である。教員のコメントに真険に応え、稿を改めるごとに内容が充実していく卒論を見届けると、打てば響くの責任の重さを感じる。
学部に提出して終わりではなく、学生の意欲に報いるために、大学内外の多くの人々の目に留まるような卒論の公表、優れた作品の顕彰や雑誌への掲載など、もっと考慮されてよいと思う。私が担当するゼミではひとまず、ゼミのHPに完成論文を掲載したいと考えている。
今年のブログの抱負
昨年はNHK問題を取り上げた記事が多かった。政治介入の申し子ともいうべき経営委員長に加え、その経営委員長と親しい間柄の財界人が会長に就任するとあっては、NHKに対する視聴者の監視が一層重要になる。その意味では今年もNHKに関係した記事が多くなると予想される。
ただ、それとともに、現在私が専攻分野で手掛けている会計の研究についても逐次、紹介したいと思っている。さしあたり、1月前半には、昨年12月22日に東大で開催した公会計シンポジウムの模様、特に、昨今「霞が関の埋蔵金」と通称されている特別会計の積立金の活用、不透明性の問題を取り上げたいと思っている。
↓ 元旦の日差しが注ぐ近くの公園内の池で遊ぶカモ
人目を意識したパフォーマンスなのか、それとも食べ物をねだ
るしぐさなのか、こちらへ近づいてきて何度も水面で羽根をばた
つかせ、しぶきを飛ばしていた。
↓ わが家の姉妹犬
視線の先は? → 台所でコーヒーを挽く私。姉妹ともどもコーヒー
を混ぜて温めた牛乳が大好物。
(後方は昨年1月に他界した姉犬、手前は9歳の妹犬)
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