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正念場を迎えたNHK経営委員人事――視聴者の意思を反映させる貴重な第一歩――

 1221日に任期が切れる4人のNHK経営委員の後任を決める国会同意人事が大詰めを迎えている。これについて、すでにこのブログでもお知らせしたように、メディア研究者、ジャーナリスト、各地の市民団体でつくられた「開かれたNHK経営委員会をめざす会」(以下、「めざす会」と略す)は、さる1114日、経営委員の任命権者である麻生総理大臣とNHKを所管する鳩山総務大臣に対し、桂敬一氏と湯山哲守氏を経営委員候補として推薦する旨の申し入れを行っている。

NHK経営委員候補者の推薦に関する申し入れ(両氏の略歴も掲載)
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/20081114suisen_kobo_mousiire.pdf


そして、「めざす会」は国会での審議が大詰めを迎えたのを受けて、一昨日から緊急に桂、湯山両氏の推薦に賛同を呼びかける署名を始め、19日夜までで497名の方々が賛同の返答をされた。以下はその名簿である。そして、「めざす会」は19日に、この推薦賛同者名簿を各政党の関係議員に提出した。

桂、湯山両氏の経営委員推薦に賛同された方々の名簿50音順;1119日現在)

http://sdaigo.cocolog-nifty.com/keieiiin_suisen_sandosha_meibo20081119.pdf

 最新の情報によると、民主党は今日、開かれた国会同意人事検討小委員会と役員会で、政府が国会に提示した4名の候補者(現委員の篠崎悦子ホームエコノミストと多賀谷一照千葉大教授、新任候補の前田晃伸みずほフィナンシャルグループ社長と桑野和泉・玉の湯社長)のうち、桑野氏を除く3人について反対する決定をしたという。そして、他の野党もこれに同調するものと伝えられている。

 こうして、公共放送の自主自立、ジャーナリズムとしてのNHKの役割を理解する資質を欠く言動を繰り返してきた古森重隆氏を退任に追い込んだのに続き、NHK経営委員のポストを財界首脳にタライ回しする人事の象徴であった前田氏の不再任が濃厚になった。これは、参議院の与野党議席数の逆転という現実もさることながら、公共放送にふさわしい見識を備えた人材を経営委員に登用するよう求める視聴者の声、メディアの論説の力によると考えられる。

 そこで、3人の経営委員候補が明日に予定されている国会本会議で否決されると政府は改めて、別の候補者3人を国会に提示しなければならないことになる。このような状況の下で、桂、湯山両氏の選任を求める視聴者の主体的運動が一層、重要になってきた。

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余録
朝の散歩の途中で(後ろは親水公園へと続く緑地)
20081023

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