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経営委員長が社長を務める会社とNHKが随意契約で業務の委託・受託(の試行)をしてよいのか?


<以下、ご覧のとおり、書式が崩れて、読みにくくなっています。そこで、以下の記事全文のPDF版を貼り付けましたので、こちらをご覧くださるようお願いします。

「経営委員長が社長を務める会社とNHKが随意契約で業務の委託・受託(の「試行」)をしてよいのか?」
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/fukuyamatuun_nhk_zuiikeiyaku.pdf

なお、この記事の次に、「語る会」で私が質問した当事者の会場での返答の要旨、また、福山通運問題以外で、参加者から出された鋭い意見を紹介しましたので、こちらもご覧いただけると幸いです。>


 今日(
200927日)、東京の千代田放送会館で開かれた第6回「視聴者の皆様と語る会~NHK経営委員とともに in 東京」に参加した。参加した視聴者は59名で、NHK経営委員会からは小丸成洋委員長、岩崎芳史経営委員長職務代行者、井原理代経営委員、小林英明経営委員の4名、NHK執行部からは、福地茂雄会長、金田新専務理事、大西典良理事、今井環理事の4名だった。
 NHKアナウンス室の末田正雄さんの司会で、午後2時~410分ほどの間、テーマを<放送>と<経営>に分けて質疑、討論が進められた。参加者の発言は私が予想した以上に、公共放送NHKの使命、役割を意識した鋭い内容だった。特に目立ったのは、「NHKには民放の真似をしてほしくない」、「公共放送らしい番組を期待する」というものだった。

 詳しい内容は追って紹介するとして、以下、終了間際でようやく発言の機会を得た私の発言用原稿を掲載しておきたい。私が取り上げたテーマは大きくは次の2つだった。

 1.小丸経営委員長が代表取締役社長を務める福山通運株式会社がNHKの業務委託の「試行」を受託したことについて

 2.ETV番組改編事件に関する最高裁判決を引いた小林英明経営委員の発言について

 ただ、当日、私の発言に先立つ会場でのやりとりの中で、経営委員会の議事録の全面的な公開を求めた参加者からの意見に対して、小林英明経営委員から、「従来はともかく、私が経営委員会に参加するようになってからは、議事録は全面的に公開しており、透明性は確保さfれている」という発言があったので、急遽、これに対するコメント(反論)の発言を付け加えた。
また、小丸経営委員長に対する質問の箇所についての会場での発言は、時間が押していたことから、一部、要約(省略)した点がある。
 各質問、意見について、質問相手の経営委員あるいはNHK執行部から、発言(「回答」とうには程遠いものだったか、それも書き加えると長くなるので、次の記事に回すことにする。

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「視聴者の皆様と語る会~NHK経営委員とともに in 東京」(200927日)

             発言用原稿

                           
醍醐 聰

 千葉県から参加した醍醐です。今日は視聴者と経営委員の「語る会」ですので、ご出席の経営委員の方々に質問をさせていただきます。

小丸経営委員長への質問
~NHKの業務委託の「試行」の委託先を福山通運にしたことについて~


 昨年1222日に開催された経営委員会の議事録の冒頭で、新しい経営委員長を選出した経過が記されています。その中で、新委員長を選出する基準の一つとして「NHKと特別な利害関係にないこと」が挙げられています。そこで、新経営委員長に選出されました小丸成洋(こまる・しげひろ)さんにお尋ねします。

 私が入手した平成1937日付のNHK作成と思われる文書によりますと、山口放送局エリアの一部において受信料の訪問集金、口座振替利用届の取次等の業務委託を「試行」するにあたり、小丸委員長が代表取締役社長をお務めの福山通運を委託先に決定したと記されています。
 また、平成2086日付の「事務連絡」と題する文書によりますと、鳥取・松江放送局地域の一部の業務委託も福山通運の試行エリアにすることにしたと記されています。
 さらに、平成20106日付の文書によりますと、姫路支局地域の一部における業務委託の試行も福山通運に委託したと記されています。

 「試行」とはいえ、こうしたNHKの業務を経営委員長が社長を務める会社が受託することは先に挙げられた「NHKとの特別な利害関係」に当らないのでしょうか?
 併せてお尋ねしますが、これら3件の業務委託は入札による契約だったのでしょうか、それとも随意契約だったのでしょうか? また、この業務委託はその後、どうなったのでしょうか? 「試行」で終わったのでしょうか? それとも正規の委託契約へと進んで現在に至っているのでしょうか? お御答えいただきたいと思います。

小林英明経営委員への質問
~ETV番組改編事件をめぐる「制作現場の独走」なる発言について~


 次に、小林英明経営委員にお尋ねします。

 平成20624日に開催された経営委員会で、小林委員は「ETV2001」番組改編事件に対する最高裁判決について言及され、NHKが放送する番組については、放送現場が独走して法律や倫理に違反した番組を作らないよう、法人としてのNHKがしっかりした体制を持つべきだというのが、この判決の趣旨だと思うと発言され、この点をよろしく、と福地会長に要望されています。
 
私は、この最高裁判決を何回も読んでいますが、小林委員が指摘されたような「趣旨」なるものを読み取れる箇所は見当たりませんでした。この判決のどこに、「放送現場が独走して法律や倫理に違反した番組を作らないよう」法人としてのNHKの監督責任を求めた箇所があるのでしょうか? お教えいただきたいと思います。

 東京高裁は、このETV番組改編変事件に対する判決の中で、番組の放送日の前日に、安倍官房副長官(当時)と面会して「公正な番組にするよう」、安倍氏に促されたNHKの当時の国会担当局長が面会の後NHKに戻り、自らこの番組の制作現場に出向いて、台本を手にして「これではぜんぜんだめだ」と発言し、どこそこをカットせよと制作スタッフに迫った事実を認定しました。最高裁も控訴審判決の中でこの事実を否認していません。
 このように、本来、番組制作に関わらない国会担当局長が制作現場に足を運んで、政治家の意向を忖度し、番組のどこそこをカットせよと威圧的に指示することこそ、編集の自主自律を放棄した「独走」ならぬ「暴走」だったと思いますが、いかがでしょうか?

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コメント

読みにくくて申し訳ありません。さきほど、この記事の冒頭に、記事全文のPDF版(のURL)を貼り付けました。こちらをご覧頂けると幸いです。

投稿: 醍醐 聰 | 2009年2月 8日 (日) 12時26分

読みにくい

投稿: | 2009年2月 8日 (日) 11時33分

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