« 佐古忠彦記者(TBS・Nスタ)の感銘深い語り ~沖縄慰霊の日のテレビ番組を視て(2)~ | トップページ | 「安保関連法案の審議110時間 6番目の長さに」~強引採決の露払い役に成り下がったNHKニュース~ »

反理性の類は友を呼ぶ~野次と威圧でしか言論に向き合えない危険でみじめな人間集団~

 201578

謝罪とはほど
遠い安倍首相の沖縄県民向け発言
 625日に開かれた自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で、出席した議員や講師として招かれた百田尚樹・前NHK経営委員から、報道機関の言論の役割をわきまえない暴言や戦中・戦後の沖縄の土地収用・基地形成の史実を捻じ曲げて沖縄県民を侮辱する妄言が相次いだ。報道されたような低次元の発言が飛び交う会合が「文化芸術懇話会」と名付けられたのは悪い冗談と思える。

 安倍首相は7月3日の国会でようやく沖縄県民と国民に「謝罪」したが、その期に及んでも、「沖縄県民の皆さまの気持ちを傷つけたとすれば」という他人事のような仮定形を使った。
 また、「謝罪」の枕言葉として、「これまで沖縄県民の思いに寄り添って負担軽減や振興に力を尽くしてきた、わが党の努力を無にするかのごとき発言だ」という自画自賛をかぶせた。
 昨年の3度の選挙で明確に示された沖縄県民の基地ノーの民意を逆なでするかのように辺野古での新基地建設を「粛々と」進めている自からの行為をまるで顧みない欺瞞的言辞である。これでは心からの謝罪とは到底いえない。

低劣な品性の似合いの盟友たち
 
 上の勉強会に集まった自民党若手議員が安倍首相に近い議員たちであったことは衆目が一致している。また、講師として呼ばれた百田尚樹氏は政府推薦の国会同意人事でNHK経営委員に任命された人物として知られている。
 さらに安倍首相と百田氏は201312月に『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』(ワック刊)と題する共著を出版したほどの親密な間柄である。

 しかし、一方の百田氏はNHK経営委員在任中の20142月に行われた東京都知事選のさなかに都内3カ所で田母神俊雄候補の応援演説に立ち、田母神氏以外の候補者を「人間のクズ」と罵倒した。
 2014524日、自民党岐阜県連で行った講演では「軍隊は家に例えると、防犯用の鍵である」と述べた後、軍隊を持たない南太平洋の島しょ国バヌアツ、ナウルなどを名指しして、これらの国は「家に例えるとくそ貧乏長屋で、泥棒も入らない」などと下品極まりない発言をした(同旨の発言を625日の勉強会でも繰り返したという報道がある)。

 このような人物を公共放送NHKの監督機関である経営委員会のメンバーに推薦し、共著まで出版した安倍首相の知性はいかほどかと問いたいところだ。
 が、国会で質問に立った議員に向かって、「早く質問しろよ」と野次を飛ばし、閣僚の政治資金の不明瞭さを質す野党議員に向かって「日教組はどうするんだ」などと、事実とも相反する野次を飛ばす安倍首相の姿をテレビの画面で見せつけられたことを思い浮かべると、反理性の低劣な品性の持ち主同士が親交を深めていると思えば納得できる。

「許すな! 言論弾圧」のチラシ
 
 私も共同代表の一人になっている「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」は、権力の威圧で異論や批判をねじ伏せようとする暴言に反撃し、そうした言動の危険性と安倍政権の反理性の体質を多くの人々に知らせる必要があると考え、「許すな! 言論弾圧発言」のチラシを作って、昨日(7日)から活用を始めた。

   Photo_2
Photo_3

|

« 佐古忠彦記者(TBS・Nスタ)の感銘深い語り ~沖縄慰霊の日のテレビ番組を視て(2)~ | トップページ | 「安保関連法案の審議110時間 6番目の長さに」~強引採決の露払い役に成り下がったNHKニュース~ »

「政治」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 佐古忠彦記者(TBS・Nスタ)の感銘深い語り ~沖縄慰霊の日のテレビ番組を視て(2)~ | トップページ | 「安保関連法案の審議110時間 6番目の長さに」~強引採決の露払い役に成り下がったNHKニュース~ »