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森下NHK経営委員の辞任を求める署名運動にご支援を


2020年3月16日

 コロナウィルス問題で不安が広がるなか、それに紛れてうやむやにできない問題がNHKで起こっている。NHK経営委員長・森下俊三氏の職責と真逆の言動である。

 日本郵政は職員に過酷なノルマを課し、詐欺同然のやり方でかんぽ保険等の不正販売を続けてきた。NHKの「クローズアップ現代+」は2018年4月に、この件を取り上げて、社会に警鐘を鳴らし、さらに続編の制作に向けて取材を続けていた。
 ところが、あろうことか、当時NHK経営委員会の委員長代行であった森下俊三氏は、さらなる不正の発覚を恐れた日本郵政の不当な要求を取り次いで、「クロ現+」の番組の取材と編集に露骨に干渉し、「番組の作り方がおかしい」などと続編の制作を妨害する発言をしていた事実が明るみに出た。

 森下氏は指摘された発言は「放送が終った番組について感想を言ったまで」というが、当時(2018年
10月23日)「クロ現+」のスタッフは続編の放送を諦めず、取材を続けていた(「クロ現+」のスタッフの取材を受けた被害者の証言、『朝日新聞Digital』2019年12月7日)。
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14285749.html
 その取材の方法をNHK会長の眼前で非難した森下氏の言動は、明らかに取材への干渉、妨害であり、経営委員は個別の番組の編集に関与できないと定めた「放送法」第32条に明らかに違反している。「感想程度」ととぼけて済む話ではない。

 また、不正販売の当事者からの筋違いのクレームを取り次ぐ行為自体、悪徳営業を続けていた日本郵政の不当な言いがかりに加担し、NHKの自主自衛を侵食する行為である。森下はもはやNHK経営委員として失格であり、引責辞任以外にない。

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 *署名の第一次集約日 : 2020年4月 5日(日) 必着 
    (第二次集約日 : 2020年4月30日(木) )
 *署名の集約方法
  ・用紙での署名: 次へ郵送ください。
   〒285-0858 千葉県佐倉市ユーカリが丘2-1-8
   佐倉ユーカリが丘郵便局留
    森下経営委員の辞任を求める署名運動の会 醍醐 聰 宛て 
  ・署名用紙のダウンロード:http://bit.ly/33gfSETから
  ・ネット署名:http://bit.ly/2TM7pGj の<以下はネット署名です>のところに記入して「送信」をクリックしてください。メッセージもお願いします。

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2020年3月16日
NHK経営委員長
森下俊三 様
放送法を踏みにじり、NHKの番組制作を妨害した森下俊三氏のNHK経営委員辞任を求めます

呼びかけ団体 (2020年3月16日、21時現在)
 NHKとメディアを考える滋賀連絡会/NHKとメディアを考える東海の会/NHK問題大阪連絡会/NHK・メディアを考える京都の会/NHK問題を考える奈良の会/NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ/「日本郵政と経営委首脳によるNHK攻撃の構図を考える11.5シンポジウム」実行委員会/NHKとメディアを語ろう・福島/NHKとメディアを考える会(兵庫)/表現の自由を市民の手に 全国ネットワーク/NHK問題を考える岡山の会/NHK問題を考える会・さいたま/政府から独立したNHKをめざす広島の会/放送を語る会/時を見つめる会/NHKをただす所沢市民の会/NHKとメディアの今を考える会/NHKを考える福岡の会/NHKを考えるふくい市民の会/言論の自由と知る権利を守る長崎市民の会/

 日本郵政は職員に過酷なノルマを課し、詐欺同然のやり方でかんぽ保険等の不正販売を続けてきました。2018年4月、NHKの「クローズアップ現代+」はこの件を取り上げて視聴者に警鐘を鳴らすとともに続編の制作に向けて取材を続けていました。
 ところが、あろうことか、当時NHK経営委員会の委員長代行であった森下俊三氏は、さらなる不正の発覚を恐れた日本郵政の不当な要求を取り次いで、「クロ現+」の番組の取材と編集に露骨に干渉し、続編の制作を妨害する発言をしていた事実が明るみに出ました。
 そもそも「放送法」は、番組の制作と経営とを分離し、経営委員が個別の番組の編集に関与したり、干渉したりする行為を禁じています。にもかかわらず、森下氏は「クロ現+」が続編制作のための取材を続けていたことを知りながら、経営委員会の席上その取材方法を公然と非難する発言を行い、上田良一会長(当時)への厳重注意決議を成立させるまでして、番組制作を妨害したのです。
 現在、森下氏はNHK経営委員長に就任していますが、当時の行為についての反省はなく、「放送が終わった番組について感想を述べたまでで、干渉はしていない」と強弁し、居直っています。ことここに至っては、森下氏の経営委員としての不適格は明らかと指摘せざるを得ません。
 そこで、私たちは森下俊三氏に以下のことを求めます。

      森下俊三氏は直ちにNHK経営委員を辞任すること

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